スイスの高級時計ブランド“タグ・ホイヤー”が、モータースポーツと深いつながりを持つ石油配給会社“ガルフ”とコラボレーションした、新作モデル“モナコ クロノグラフ×ガルフ”をリリースした。
2025年に“タグ・ホイヤー”はF1の公式タイムキーパーに復帰し、モナコGP始まって以来初のタイトルパートナーに就任している。同モデルは、そのミレニアムイヤーを記念した、リミテッドエディションモデルとなっている。

■Ref.CAW218G.EB0393。TI(39mmサイズ)、100m防水。自動巻き(Cal.11)。世界限定971本。142万4500円(予定価格)
TAG Heuer(タグ・ホイヤー)
タグ・ホイヤー モナコ クロノグラフ x ガルフ
“ガルフ”とのパートナーシップで誕生した同モデルは、白の文字盤にライトブルーと鮮やかなオレンジのストライプが印象的に配されている。この配色は、1970年のル・マン24時間レースでポルシェを全面的にスポンサードするなど、モーターレースとの深いつながりがある“ガルフ”を象徴した“ガルフカラー”で、耐久レースでの定番カラーとなっている。
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“モナコ”を着けていたことで知られるスティーブ・マックイーンが、1971年公開の映画『栄光のル・マン』の劇中で操縦した“ポルシェ917K”や、彼が来ていたレーシングスーツにも同様のカラーリングが施されている。
新作はこの配色と、モータースポーツの黄金時代に発表された“モナコ”のデザインを融合させた、同ブランドにおけるモーターレーシングの情熱と絆を体現したモデルとなっている。
グレード2チタン製のケースは、39 mmサイズ。表面にサンドブラスト加工を施しており、レーシングカーの整備場やパドックから着想を得たというインダストリアルな質感に仕上げられている。手触りの良いマットな質感も魅力と言えるだろう。
ファイングレイン仕上げを施した文字盤には、マックイーンのレーシングスーツにも入っていた、“ホイヤー”と“ガルフ”両ブランドのロゴをそれぞれ配置。12時位置の“ホイヤー”ロゴには、ブランドのヘリテージを再現したタイムピースにのみに使用されるクラシックロゴを採用し、アイコニックな個性をさりげなく際立たせている。
モータースポーツの歴史が色濃く反映されている同モデルには、“モナコ”オリジナルモデルと同様に“Cal.11”を搭載。リューズがケースの左側に配置された意匠まで忠実に再現されている。
ベルトは、文字盤のカラーリングと相性の良い、ホワイトのテキスタイルベルトを合わせている。素材には耐熱性、難燃性に優れ、プロのレーシングスーツに使用されている“ノーメックス”を採用。“ノーメックス”は、70年の映画『栄光のル・マン』撮影時に、スティーブ・マックイーンをはじめとするキャストが実際に着用していたレーシングスーツを製造した、アメリカの老舗メーカー“ヒンチマン社”から調達している。
タグ・ホイヤーの名を冠したモナコGPが幕開けする年に誕生し、両ブランドのレガシーが融合した貴重なこのタイムピースは、映画『栄光のル・マン』の公開年にちなみ、世界限定971本での販売。なお価格は、142万4500円(予価)となっている。
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【問い合わせ先】
LVMHウォッチ・ジュエリー・ジャパン タグ・ホイヤー
TEL.03-5635-7054
文◎Watch LIFE NEWS編集部
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