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【オメガが10万円台から狙える!?】黄金期を象徴する名作、コンステレーション

アンティーク時計専門サイト「LowBEAT Marketplace」には、日々、提携する時計ショップの最新入荷情報が更新されている。
そのなかから編集部が注目するモデルの情報をお届けしよう。


オメガ
コンステレーション

今日オメガと言えば、俳優や女優、映画、スポーツ競技を広告塔とした、華やかな印象が強いが、かつては精度と堅牢性の高さを全面的に打ち出して宣伝を行っていた。特に、精度コンクールが開催されていた天文台のイラストや、その天文台コンクールの成績こそが、オメガを象徴する広告であったのだ。

このような天文台との関係性を背景として、1952年に “星座”を意味する“コンステレーション”が発表された。同モデルは、48年にオメガ創業100周年を記念して限定販売されたクロノメーターの自動巻き、“センテナリー”の成功と市場からのニーズを受け、次世代のオメガを代表する高精度の自動巻きとして誕生するに至ったのである。

【商品情報】K18YG(35mm径)。自動巻き(Cal.505)。1950年代後半製。59万円。取り扱い店/黒船時計古酒店

【商品情報】Ref.168.017。SS(34.7mm径)。自動巻き。1960年代後半製。18万7000円。取り扱い店/セコンド

【二つのコンステレーションを別アングルで見る

今回紹介するコンステレーションは、12角の文字盤が特徴的なモデルと、“ジェラルド・ジェンタ”によるデザインで有名なCラインケースを採用したモデルだ。いずれもコンステレーションを代表するデザインであり、文字盤のクロノメーター表示と星のバッジが誇らしげに輝いている。このようにコンステレーションは同一のシリーズであっても、時代によってもテイストが異なるため、好みのデザインをチョイスできるという点がうれしいポイントだ。初代からの伝統的な12角ダイアルか、近代的な雰囲気のただようCラインケースか。どちらを選択するかによって使用者の好みや性格が表れるだろう。

コンステレーションの初代モデルには、半回転式ローター自動巻きのCal.350系を搭載。以降、全回転式ローターに改められたCal.500系、550/560系、1000系と、進化していくものの、搭載されるすべてのムーヴメントがクロノメーター仕様とされていた。今回紹介するモデルは、12角文字盤仕様が500系、Cラインケース仕様が近代的な設計となった550/560系が搭載されている。

ちなみに560系は先代の500系と比較すると、自動巻き機構がリバーサー式への改良された点ばかりに注目されているが、ベースムーヴメントが薄型化されている点も見逃せない。この550/560系では歯車のレイアウトを見直すことで、自動巻き機構の一部を埋め込むスペースを確保できたため、自動巻き機構を含めたムーヴメント全体の薄型化を実現している。また、スペース効率の向上によって、大径のテンプを使用できるようになったため、より一層精度が向上しているのだ。

オールドオメガを代表するシリーズであるコンステレーションは、もともとが精度を追求したモデルであることに加え、総じてムーヴメントも堅牢設計となっているため、定期的なメンテナンスさえ行えば大きな摩耗や不具合が起こりにくい。仮に部品が破損したとしても、流通量や互換部品の多さから、安心して使用できる時計であるため、誰にとってもオススメできる時計だ。

 

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文◎LowBEAT編集部

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