スイスの独立系マニファクチュール“Ulysse Nardin(ユリス・ナルダン)”から、“フリーク X”シリーズの新作“フリーク X ゴールド エナメル”がリリースされた。
“フリーク X”は、“ユリス・ナルダン”独自の複雑機構フライング・カルーセルを搭載した同ブランドのアイコン的コレクション“フリーク”を、薄く小径にして2019年に発表された。初代“フリーク”には針や文字盤、リューズがなく、ベゼルに組み込まれたシステムで時刻合わせを行い、ケースバックの機構で巻き上げる仕組みだったが、巻き上げと時刻調整用のリューズが追加されている。
最新作で注目すべきは、同シリーズで初めてエナメルアワーディスクを採用し、複雑機構の構造美とクラシカルな装飾美の融合を試みている点だ。

■Ref.2305-270LE-3AE-BLUE/1A。TI(43㎜経)。50m防水。世界限定120本。自社製自動巻き(Cal.UN-230)。766万7000円
ULYSSE NARDIN(ユリス・ナルダン)
フリーク X ゴールド エナメル
ムーヴメント全体が回転して時刻を表示する複雑機構フライング・カルーセルは、アッパーブリッジなしで支えたムーヴメントが、まるでアワーディスク上を飛んでいるように見える視覚的効果を生み出す。
同モデルは、艶やかなブルーエナメル装飾を施した回転アワーディスクが、ローズゴールドでカラーリングしたフライング・カルーセル機構の回転軌道をエレガントに際立たせる、魅惑的なタイムピースとなっている。
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回転アワーディスクには、オフセンターでサンレイパターンを彫刻し、ブルーエナメルを幾層にも重ねて焼成したギョーシェ・フランケが施されており、優美なローズゴールドのパーツとのコントラストを生み出している。
同モデルのデザインコンセプトの中心を占めるエナメル装飾は、“ユリス・ナルダン”傘下である老舗のエナメル専門アトリエ“ドンツェ・カドラン”が務め、熟練したエナメル職人が深みのある芸術的なブルーカラーに仕上げている。
ブルーPVD加工を施したチタンケースは43mm経。18Kローズゴールド製のサイドパーツとローズカラーゴールドのミニッツブリッジ、ホワイトスーパールミノバを塗布したインデックスが、高い視認性を叶えている。
シリコン製の脱進機、ヒゲゼンマイ、テン輪と、ローズゴールド製ローターを採用した自社製の自動巻きムーヴメント“Cal.UN-230”を搭載。約72時間のパワーリザーブを備えている。
ローズゴールドのステッチを施し、ブルーチタンとローズゴールド製のフォールディングバックルを組み合わせたブルーアリゲーターレザーベルトが付属。わずか120本の限定販売で、価格は766万7000円となっている。
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【問い合わせ先】
ソーウインド ジャパン(ユリス・ナルダン)
TEL:03-5211-1791
文◎Watch LIFE NEWS編集部
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