フランスとスイスのヘリテージを持つ時計ブランド“ベル＆ロス”は、エレガントで都会的なモデルを展開する“BR-05”コレクションから、新作“Skeleton Phantom Ceramic（スケルトン ファントム セラミック）”をリリースした。
本作は、F-117をはじめとする軍用ステルス機の設計思想から想を得て、フルブラックでデザインされた2007年発表の“BR-01 ファントム”に新解釈を加えて、アップデートしたモデル。現代アートからインスピレーションを得て、モダンかつグラフィカルなデザインに落とし込んだ点が特徴だ。
ステルス航空機の設計者が用いた“黒に光を当てることで形を表現する”アプローチをもとに、光と影のコントラストが際立つフルブラックで構成。“控えめでありながら存在感を放つ”というコンセプトを掲げている。
■Ref.BR05A-PH-SK-CE/SCE。CE（41mmサイズ）。100m防水。自動巻き（BR-CAL.322-1）。148万5000円
Bell&Ross（ベル＆ロス）
BR-05 スケルトン ファントム セラミック BR05A-PH-SK-CE/SCE
“BR-05”コレクションのデザインコードである、ケースとブレスレット一体型の時計をベースにワントーンで設計する際、このコンセプトを実現するためにセラミックの文字盤に取り入れられたのが、スケルトンムーヴメントだ。
文字盤中央のプレートには、ブラックに着色されたスモーキーな色合いのサファイアクリスタルが使用されており、ロジウム仕上げのムーヴメントが姿を見せる。
【画像8枚】型違いで2機種、ベル＆ロス“BR-05”新作のデザインを見比べる
素材独自の質感と光沢を放つ、洗練されたセラミックケースは41mmサイズ。航空計器からインスピレーションを得た、“四角の中に丸”というシグネチャーデザインのシルエットにマッチし、スタイリッシュな趣きをもたらしている。
文字盤の外周はマットブラックのフランジで縁取られており、グレーのスーパールミノバが充填されたアプライドインデックスも同様にマットブラックで配色。スケルトン加工がなされ、スーパールミノバを塗布した時針と分針を配している。明所ではスタイリッシュなフルブラック、暗所ではグリーンに発光しテクニカルな印象をもたらすルックスと、違った表情が楽しめる点も魅力となっている。
なお秒針はロジウム仕上げで、ワントーンの中に、異なる仕上げを加えて繊細なコントラストを与えている。
■Ref.BR05A-PH-SK-CE/SRB。CE（41mmサイズ）。100m防水。自動巻き（BR-CAL.322-1）。134万2000円
強度と性能を維持しながらスケルトン化で軽量にした、自動巻きムーヴメント“BR-CAL.322-1”を搭載。約54時間のパワーリザーブを備え、毎時2万8800振動で駆動する。
シースルーバックで、独自の装飾が施されたブラックのローターの下に、ブラック仕上げのアッパーブリッジやオープンワークが施された各コンポーネントが垣間見え、精度と美観を兼ね備えた構造美を鑑賞することが可能だ。
バリエーションは、ベルトの素材が異なるブラックセラミックブレスレット仕様とブラックラバーベルト仕様の2種。価格は前者が148万5000円、後者が34万2000円となっている。
【画像】セラミック×フルブラック、“BR-05”コレクション新作を別アングルから見る
【問い合わせ先】
ベル＆ロス 公式サイト
https://www.bellross.com
文◎Watch LIFE NEWS編集部
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