ドイツの時計メーカー“ポインテック社”が展開する、時計ブランド“ZEPPELIN(ツェッペリン)”が新シリーズの“Friedrichshafen(フリードリヒスハーフェン)”を発表した。
シリーズ名として付けられた“フリードリヒスハーフェン”は、ドイツ・ボーデン湖畔にある街の名称だ。ブランドコンセプトの軸となるツェッペリン飛行船を建造した地であることから、特別な思いを傾ける名称として、ポインテック社は特別なシリーズのために温存しておいたという。
このシリーズの特徴は、多様なムーヴメントを使い分けることで、四つのコレクションを展開している点だ。共通の仕様として文字盤にギョーシェ装飾が施されており、鮮やかに彩られた色彩と模様がシンフォニーを奏でている。

■Ref.8556-5。SS(40mm径)。5気圧防水。自動巻き(Cal.SW200)。13万7500円
ZEPPELIN(ツェッペリン)
8556-5
“ハイエンド”コレクションから取り上げるのは、エレガントなシャンパンゴールド文字盤と装飾の組み合わせが存在感を放つ“8556-5”だ。
文字盤には中央から外側に向かって、放射線状のソレイユギョーシェ装飾、ミニッツトラック、チェック状のギョーシェ装飾、インデックスを配したシルバーのリングで構成されている。

セリタ社製自動巻きムーヴメント“Cal.SW200”
ステンレススチールケースのサイズは、手になじみやすい40mm径。5気圧防水仕様で、風防にはサファイアクリスタルガラスを採用し、日常使いしやすいモデルとなっている。
ムーヴメントはスイスのセリタ社製自動巻き“Cal.SW200”を搭載。なお価格は、13万7500円となる。
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■Ref.8596-3。SS(42mm径)。5気圧防水。自動巻き(Cal.9075)。12万6500円
ZEPPELIN(ツェッペリン)
8596-3
“ミドル”コレクションには、パワーリザーブインジケーターを備えた“9134”、オープンハート仕様の“90S5”など、豊富なバリエーションが並ぶ。
“ミドル”コレクションからピックアップして紹介するのは、クラシカルなデザインのGMTウオッチ“8596-3”だ。
爽やかなブルーのギョーシェ文字盤の中央には、エンボス加工で施されたレリーフ状の世界地図があしらわれ、立体的な装飾が旅のロマンを感じさせる。
セカンドタイムゾーンは、文字盤と同心円状にあるリングに24時間表示で配置。矢印型のGMT針の先端と、セカンドタイムを表すリングの24時と1時位置の間に刻まれた“GMT”の文字の赤が、デザインのアクセントとなっている。
42mm径のステンレススチールケースは5気圧防水仕様。約42時間のパワーリザーブ、ハック機能、デイト表示を備えたミヨタ製のGMT付きムーヴメント“9075”を搭載している。シースルーバック仕様で、ムーヴメントの動作を鑑賞することが可能だ。
風防の素材にはミネラルガラスを採用。上品なダークブルーのカーフレザーベルトを合わせており、機能性と美しさ、価格のバランスが取れた一本となっている。なお価格は、12万6500円となる。

■Ref.8596-3。SS(42mm径)。5気圧防水。自動巻き(Cal.9075)。12万6500円
その他、“デイリー”コレクションには、“ミドル”コレクションと同様にミヨタ製ムーヴメントを搭載。日常に寄り添うモデルを中心に構成され、デイデイトモデル(8285)、オープンハートモデル(82S5)などがラインナップ。
スイスのロンダ社製ムーヴメントを搭載した“クォーツ”コレクションには、クロノグラフ・ビッグデイト(5020.D)や、ユニセックスサイズのムーンフェイズ(706.1)などが揃う。
多様なムーヴメントを使い分けることで構成が可能になったコレクション展開に限らず、デザインやカラーバリエーションも幅広い同シリーズだが、すべてのモデルにあしらわれるギョーシェ装飾は、専用旋盤を使った手作業による加工を施しており、特別なシリーズにかけるこだわりが見られる。
【画像】型違い全5機種、“フリードリヒスハーフェン”シリーズルを別アングルで見る
【問い合わせ先】
ウエニ貿易
TEL.03-5815-3277
文◎Watch LIFE NEWS編集部
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