1882年にハバナのカレ・ムラヤ通りで創業したスイス時計ブランド“クエルボ・イ・ソブリノス”は、ブランドのDNAとキューバの伝統に深く根ざしたシグネチャーコレクション“Espléndidos(エスプレンディドス)”から、新作“Heritage(ヘリテージ)”を発表した。
キューバの名高い葉巻にちなんだ名称を持つ同コレクションの新作は、ラテンのスピリットとヴィンテージな魅力を感じさせる華やかさを放っている。

■Ref.2452-1HLE。SS(35×47mmサイズ)。3気圧防水。自動巻き(Cal.La Joux-Perret G120)。世界限定82本。74万8000円
CUERVO Y SOBRINOS(クエルボ・イ・ソブリノス)
エスプレンディドス ヘリテージ クリーム・リミテッドエディション
スイスの腕時計製造技術とキューバの文化を融合させたブランド“クエルボ・イ・ソブリノス”。ラテンアメリカの黄金時代に築かれた文化とコスモポリタンのスピリットを感じさせる時計は、アメリカ文学を代表する作家アーネスト・ヘミングウェイが愛したことでも知られている。
同コレクションでは、1930年代に“クエルボ・イ・ソブリノス”のブティックで発表し、国際的な評価を得た名作を復刻したモデルを展開。オリジナルのシルエットを再現したレクタンギュラーケースが特徴で、長辺が滑らかな曲線を描く洗練されたフォルムは、当時のアールデコデザインを思わせる趣きだ。
今作では、温かみのあるライトクリーム色の文字盤に暖色のローズゴールドをアクセントであしらった、限定数82本の“リミテッドエディション”と、ブラックラッカー仕上げの文字盤にシルバーのディテールを合わせ、モノクロで構成した“ブラック”の2モデルが展開する。
【画像】型違いで全2機種、“エスプレンディドス”コレクション新作のデザインを見比べる
文字盤は何層にも重ねて塗布したラッカー仕上げを採用。ラッカー文字盤の光沢が、中央部分の洗練されたギョーシェ模様と美しいコントラストを織り成している。
同ブランドにおけるクラフツマンシップのこだわりを象徴するのが、6時位置のスモールセコンドにあしらった独自の“指輪”型の縁取りの表現だ。
アワーリングとミニッツリングをまたぐスモールセコンドのスケールには、間に繊細な変化をつける加工で区切りを施した。
絶妙なレイアウトは、アワーインデックスのアラビア数字の間を通したスモールセコンドのスケールに限らず、先端が赤いスモールセコンド針、6時位置の日付表示、12時位置のアイコニックなエンブレム、エングレーブされたブランド名、創業年の“1882”、“HABANA”の文字が巧妙に配されている。
心臓部には、La Joux-Perret(ラ・ジュー・ペレ)社のプレミアムラインの自動巻きムーヴメント“Cal.La Joux-Perret G120”を搭載。約68時間のパワーリザーブと毎時2万8800振動を備え、ローターには扇の装飾と、透かし細工をあしらったゴールドの“CyS”ロゴが入っている。
このムーヴメントの精巧な装飾と丹念な仕上げは、ネジ止めされたサファイアクリスタル製シースルーケースバックから眺めることが可能だ。
ベルトには、クリームカラーの文字盤と相性のいい光沢仕上げを施したブラウンのアリゲーターレザーベルト、“ブラック”モデルにはブラックのマット仕上げのアリゲーターレザーベルトを合わせた。
洗練されたプロポーションのケースは手首に心地よくフィットし、クラシカルな魅力とキューバのセンスを感じさせるタイムピースとなっている。なお価格は、“リミテッドエディション”が74万8000円、“ブラック”の通常モデルが71万5000円となる。
【画像】独自のレクタンギュラーケースで全2機種、新作“エスプレンディドス”を別アングルで見る
【問い合わせ先】
ムラキ/クエルボ・イ・ソブリノス
TEL. 03-3273-0321
文◎Watch LIFE NEWS編集部
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