スイスの高級時計ブランド“ロジェ・デュブイ”は、創設30周年を迎えたことを記念して、フラッグシップコレクション“エクスカリバー”から、新作“エクスカリバー グランドコンプリケーション”を発表した。
新作は、複雑機構の新しい表現の探求に情熱を傾けた、創立者であるロジェ・デュブイ氏の精神を継承した、グランドコンプリケーションとなっている。
■Ref.DBEX1179。18KPG（45㎜経）。5気圧防水。自動巻き（Cal.RD118）。世界限定数8本。1億472万円（予定価格）
Roger Dubuis（ロジェ・デュブイ）
エクスカリバー グランドコンプリケーション
“エクスカリバー グランドコンプリケーション”は、ロジェ・デュブイが歩んできた30 年の旅路に敬意を表しているだけでなく、優れた高級時計の認証であるジュネーブ・シールが刻印された三つのコンプリケーション、象徴的なバイレトログラード機構を搭載した世界限定8本の希少モデルだ。
2009年に製造された自社製ムーヴメント“RD0829”に続く、第2のグランドコンプリケーションキャリバー“RD118”を搭載。初代につづき、永久カレンダー、ミニッツリピーター、自動巻きトゥールビヨンを備えており、それらの繊細な構造は、オープンワークの文字盤上で圧倒的な存在感を主張している。複雑機構を搭載しつつ、約60 時間パワーリザーブを備えている点もポイントだ。
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複雑機構の中でも制御に困難を極めるといわれる永久カレンダー機構。同モデルの永久カレンダーは28 日、30 日、31 日と日数の異なる月を自動的に計算し、4 年に1 度のうるう年に合わせて調整する機能を備え、西暦2100 年まで手動補正を必要としない精度を実現。西暦2100 年まで手動補正を必要とせず、2100 年に補正した後はさらに100 年間、自動で正確な月日を刻む精度を誇る。
文字盤には斜面状の黒の地に白く転写されたミニッツトラック、中央に研磨され金メッキを施された時針と分針が配されているが、なかでも印象的なのがバイレトログラードによるカレンダー表示、ディスクによる月と閏年の表示だ。
バイレトログラードは、1980 年代にロジェ・デュブイ氏が時計職人のジャン-マルク・ヴィダレッシュ氏とともに開発し、特許を取得した機構だ。それぞれ9時位置に曜日表示、3時位置に日付表示のスケールを備え、セミインスタント機能を搭載した“エクスカリバー”シリーズを象徴するスケルトン針（曜日表示針、日付表示針）が、半円状のスケールの上を優雅に移動する。
ミニッツリピーター機構は、ケースの左側にあるプッシャーで起動。ハンマーがゴングを鳴らし、低音で時間を、高音で分を、両音が15 分を知らせる三全音を奏でる。同ブランド独自の音の表現と旋律編成によって、複雑かつ神秘的な音色が奏でられる。
さらに“ロジェ・デュブイ”独自の “オールオアナッシングメカニズム”機能により、プッシャーを完全に押し込んだ場合のみ作動し、誤作動によってチャイムが鳴らないよう設計されている。
フライングトゥールビヨンは、5時と6時位置の間に印象的に配されている。ケルト十字からインスピレーションを得たケージは、軽量の非磁性チタン素材を使用し、ミラーポリッシュ仕上げが施されている。
ブラウンのカーフスキンレザーベルトには、ケースと同様にピンクゴールド製バックルが付属。本作は、わずか世界限定8本のみの製造となっており、価格は1億472万円だ。
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【問い合わせ先】
ロジェ・デュブイ 銀座ブティック
TEL.03-5537-5317
文◎Watch LIFE NEWS編集部
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