独立系マイクロウォッチブランド“SpaceOne（スペースワン）”が国内初上陸を果たし、宇宙の神秘性と革新的なデザインが融合した、二つのコレクションの販売が開始している。日本で発売されるのは、“テリリウム”コレクションから2モデル、“ジャンピングアワー”コレクションから3モデルの計5モデルだ。
フランス・パリに拠点を構える“スペースワン”は、1960年代～70年代に流行したスペースエイジにインスパイアされた、前衛的で大胆なデザインの時計を展開するブランドだ。時計職人であるテオ・オーフレット氏と、“Nivada Grenchen（ニバダ・グレンヒェン）”や“VULCAIN（ヴァルカン）”といった老舗ブランドを復活させた起業家ギョーム・ライデ氏との協業により誕生した。
■Ref.TELL-02。TI（50×42mmサイズ）。3気圧防水。自動巻き（Cal.HELIOCENTRIC TELLURIUM P024）。世界限定200本。61万6000円
SPACEONE（スペースワン）
テリリウム ブルー
地球と月が太陽を周回する軌道運動を立体的に再現した、ヘリオセントリック（太陽中心）タイプの天体時計コレクション。文字盤に配置された三つの球体はそれぞれ、地球・月・太陽を表現しており、天文学的な表示機構と芸術的な造形が融合した設計となっている。
中央に位置するチタン製の球が太陽で、その周りを回る球が地球と月だ。地球は実際と同様に365日周期で太陽を公転し、月は27.3日周期で地球を一周。着用すれば宇宙を腕に宿す感覚を味わうことができる。
コンプリケーション機構を備えた自動巻きムーヴメント“Cal.Soprod P024”は、テオ・オーフレット氏設計の専用モジュールを搭載し、スイスで製造・フランスで組み立てられた特別仕様となっている。専用モジュールは、日付が切り替わると同時に、地球・月・太陽の位置関係を表すギアが連動。地球は365歯のリングに連結されたディスク上をゆっくりと公転する。
次の満月の日付など、天文学的イベントを視覚的に予測できる点も、同コレクションならではの機能だ。
【画像】型違いで２機種、全５モデル、“テリリウム”と“ジャンピングアワー”をすべて見る
42mmのチタンケースは、滑らかで緊張感のあるフォルムをもたせながら腕になじむ設計がなされている。ケースを覆うドーム型のサファイアクリスタルは、シームレスにケースにつながるように緻密に加工され、近未来的なデザインを実現。
文字盤には深い宇宙を思わせる美しいアベンチュリンを採用し、銀河の輝きを演出している。配置された針（時針、分針）にはルミナス加工が施され、視認性が確保されている。
6時位置に月表示とデイト表示を配置。12時位置・4時位置・8時位置の3カ所に配された、宇宙船の窓を想起させる独創的なデザインのインデックスも見逃せない。この表示は、一般的に採用される3時・6時・9時・12時のインデックスのパターンや、時の概念に問いを投げかけるものだという。
同コレクションからは“テリリウム ブルー”のほか、漆黒の宇宙空間を思わせるオールブラックモデル“テリリウム ブラック”がラインナップされている。
両モデルともに世界限定200本となり、価格はどちらも61万6000円だ。
■Ref.SPA-TI-IRIZED。TI（51.67×42mmサイズ）。3気圧防水。自動巻き（Cal.SOPROD P024）。世界限定25本。47万3000円
SPACEONE（スペースワン）
ジャンピングアワー イライズド チタニウム
一方、“ジャンピングアワー”コレクションは、 “スペースワン”の技術的創造性を体現したような機構とデザインを併せ持つモデルが展開する。
宇宙船を彷彿とさせるフォルムのケースから覗く小窓に、時間（時・分）表示がされる。ジャンピングアワー機構による時表示に加えて、回転する外側のディスクが分を示している。
ムーヴメントはテオ・オーフレット氏が設計した“Cal.Soprod P024”を搭載。ジャンピングアワー機構は、わずか9つの部品で構成されており、ミニッツディスクは透明度の高いサファイアガラスを採用している。
ケースのバリエーションはステンレススチール、チタニウム、カーボンファイバーと異なる素材を採用した“ブルー スチール”、“イライズド チタニウム”、“カーボン ミリタリー”の3機種が揃う。
同コレクションは各モデルが世界限定25本となり、価格は“ブルー スチール”が35万900円、“イライズド チタニウム”と“カーボン ミリタリー”が47万3000円となる。
【画像】全５モデル、“テリリウム”と“ジャンピングアワー”のカラーバリエーションを別アングルで見る
【問い合わせ先】
エイチエムエスウォッチストア 表参道
TEL.03-6438-9321
文◎Watch LIFE NEWS編集部
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