1845年から続くドイツの高級時計ブランド“グラスヒュッテ・オリジナル”が、“セブンティーズ・クロノグラフ・パノラマデイト”コレクションから、新作2モデルをリリースした。
1970年代に台頭したスペースエイジデザインを彷彿させるビビットなカラーリングと、角が丸みを帯びたスクエアケースが特徴の同コレクション。毎年、時代を象徴するカラーをまとった、リミテッドスペシャルエディションが発表されている。
今年登場した最新エディションには、仮想空間のビジョンからインスパイアされたライムグリーンカラー文字盤の“フュージョン”と、バイオレットカラー文字盤の“プラズマ”が登場した。

■Ref.1-37-02-19-02-63。SS(40×40mmサイズ)。10気圧防水。自動巻き(Cal.37-02)。限定数100本。221万円1000円
Glashütte Original(グラスヒュッテ・オリジナル)
セブンティーズ・クロノグラフ・パノラマデイト フュージョン
新色2モデルに付けられた“フュージョン”と“プラズマ”の名称は、現実とデジタルが融合した近未来を表現している。まだ見ぬ未来を自由に想像できるように、解釈の余地を残したものにしたという。
一見、大胆なカラーリングではあるが、現代の感覚にもマッチするように調整された絶妙な色味は、過去のデザイン性と現在的なセンスを融合させる取り組みによるものだ。
ラッカー仕上げが施された文字盤の色味は角度や光の加減によって変化し、仮想空間と現実世界をシームレスにつなぐ印象を与える。
【画像】ブレスとラバーベルトで4機種、“セブンティーズ・クロノグラフ・パノラマデイト” を見比べる
新作両モデルの文字盤は2025 年 6 月にオープンした、“グラスヒュッテ・オリジナル”のダイアルマニュファクトリーで製造。表面は、ベルベットを想起させる質感で、明るい色合いにエレガントな趣きをもたらし、幅広いシーンにフィットする風合いに仕上げられている。
3時位置と9時位置のインダイヤルは、6 時位置のパノラマデイトの配色との統一性をもたせた、ガルバニックブラックカラーにレコード引き装飾が施されている。
この鮮やかな文字盤を、印象的なフォルムラインのステンレススチールケースが縁取る。ポリッシュ仕上げとサテン仕上げがなされたケースは手首にしっくりと収まる40×40 mmサイズ。日常使いしやすい10気圧防水仕様だ。
同クロノグラフの内部では、“グラスヒュッテ・オリジナル”における最高品質基準で製造された自社製のフライバック機能付き自動巻きムーブメント“Cal.37-02”が時を刻む。自社ファクトリーで製造、仕上げ、調整が手作業でされており、現代のライフスタイルに適した耐久性と精度のほか、約70時間のパワーリザーブと毎時2万8800振動を備える。
フライバック機構により、4 時位置のプッシャーを一度押すと、クロノグラフの計測が停止し、ゼロにリセット。直ちに再スタートする。
シースルーバックから、心臓部にある堅牢なムーブメントと、同ブランド独自の3/4プレートや、ダブルGのロゴをあしらったスケルトン加工のローター、面取りとポリッシュ仕上げが丹念に施されたエッジの加工、青焼きネジなど、手の込んだ装飾や仕上げを鑑賞できる。
全体の印象をまとめるベルトは、マットブラックのラバーベルトとサイズ調整システム付きのメタルブレスレットから選ぶことが可能。
なおいずれも限定数が100 本となり、グラスヒュッテ・オリジナルのブティックおよび正規販売店にて販売されている。価格はラバーベルト仕様が221万円1000円、メタルブレスレット仕様が237万円6000円となる。
【画像】レトロモダンな新作4モデル、“セブンティーズ・クロノグラフ・パノラマデイト”を別アングルで見る
【問い合わせ先】
グラスヒュッテ・オリジナル ブティック銀座
TEL.03-6254-7266
文◎Watch LIFE NEWS編集部
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