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【この見た目で手巻きクロノグラフ!?】1970年代の堅牢な防水ケースとカジュアルなカラーリングが特徴的なロンジン

アンティーク時計専門サイト「LowBEAT Marketplace」には、日々、提携する時計ショップの最新入荷情報が更新されている。
そのなかから編集部が注目するモデルの情報をお届けしよう。


ロンジン
クロノグラフ バルジュー72

今回紹介するのは、1970年代にロンジンが製造した手巻きクロノグラフだ。

ブラックを基調とした文字盤と赤の差し色がよく映えるデザインは、1970年代のスペースエイジデザインを彷彿とさせる。無骨な43.5mmサイズのステンレスケースとインナーベゼルを採用したその外観は、一見すると自動巻きムーヴメントを搭載しているかのような印象を与えるが、実際には手巻き式の三つ目クロノグラフムーヴメントの名機、Cal.バルジュー72をベースとしたロンジンのCal.330を搭載している。

【写真の時計】ロンジン クロノグラフ バルジュー72。SS(43.5mmサイズ)。手巻き(Cal.バルジュー72)。1970年代製。58万3000円。取り扱い店/セコンド

【画像:特徴的なベゼルや文字盤の状態を見る(全6枚)

特徴的な14角形のベゼルと裏ブタにはネジ込み式の構造が採用されており、発売当時は高い防水性と気密性を実現していた。その高い気密性が文字盤の腐食や変色を防ぎ、現在に至るまで良好なコンディションを維持することに貢献している。

また、10時位置に配置されたリューズにより、文字盤外周のインナーベゼルを操作することが可能だ。現在ではあまり見かけなくなったカウントダウン式のベゼルが採用されており、視認性の高いホワイトにペイントされた分針など、経過時間を読み取りやすくする工夫が随所に見られる。さらに、残り20分の位置から赤いラインが追加され、残り時間を強調する役割も果たしている。クロノグラフ機能と組み合わせることで、より正確な時間経過の計測が可能となるだろう。

小振りなサイズが多いアンティークウオッチだが、大振りで無骨なケースを採用している本作は、現行品のサイズ感になじみのある人にとってもおすすめできる1本だ。ただし、防水性能は経年によって低下しているため、水気や湿気をさけて使用することを推奨する。

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文◎LowBEAT編集部/画像◎セコンド

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