
今月のロレックス通信は、当初予定していたテーマを急遽変更して、じわじわと上がっているサブマリーナーデイトについて注目してみたい。
今年4月にお届けした「下落傾向も鈍化か、今後気になるトランプ関税の影響。4月度の実勢価格定点チェック!」(関連記事参照)という記事では、サブマリーナーデイトの実勢価格が17万円も下落したことに注目した。
そして5月上旬の210万円を底値にその後一転して上昇に転じたものの、多少の上下動はあったとしても傾向としては横ばいが続くと考えていた。そして、ふと10月17日更新された当サイトの週間ロレックス相場を見たときにそれが実際はこの半年間じわじわと上昇を続けていたことに気が付いて急遽書かせていただいたというわけである。
その実勢価格とは何と238万円。これはロレックスが暴騰したコロナ禍の2022年1月に248万円の最高値を記録して以来、何と2番目に高い数字なのである。加えて定価で比べると20万円以上も価格が高いヨットマスター40と実勢価格がほぼ同じということにも驚かされる。
現状、またもや円安傾向が強まっているうえこれから年末に向かっては時期的にも相場が下がる要素はあまり見当たらない。そう考えると当分の間は高止まりしたまま推移していくのかもしれない。
【画像】主要10モデルの4月と現在の安値相場を時計の写真と併せて比較!
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菊地 吉正 - KIKUCHI Yoshimasa
