ツェッペリンの魅力2:“Made in Germany”の品質管理
飛行船をモチーフにしたデザインと共に、“ZEPPELIN(ツェッペリン)”の特徴となっているのが、“ドイツ品質”へのこだわりだ。
ドイツで組み立てを行い、さらに50%以上がドイツまたはECから調達した部品であることが“Made in Germany”指標とされているが、ツェッペリンはドイツのミュンヘンにあるRuhla(ルーラ)にバウハウス様式の歴史的な時計工場(1863年創業)を持ち、自社生産体制を確立している。

ドイツ・テューリンゲン州ルーラにあるバウハウス様式の歴史的な時計工場。ポインテック社が2019年に工場を継承し、現在は“ツェッペリン”の製造拠点となっている
時計好きな人はドイツ時計といえばグラスヒュッテを思い浮かべるだろうが、高価な時計を製造していたグラスヒュッテに対し、ルーラは“大衆のための高品質な時計”を生産していた旧東ドイツの歴史的な時計製造拠点だ。

ドイツ最大級の時計メーカー、ポインテック社CEO、ウィリ・バーク氏
東西ドイツ統合後、民営化されたルーラ工場は経営不信に陥るが、2019年に長年の製造パートナーであったポインテック社がルーラブランドを傘下に収め、自社生産体制を完全統合。熟練した時計師たちの雇用を守り、生産を維持するために工場と従業員、そしてルーラブランドを現代に継承している。

ルーラは単なる工場ではなく、19世紀から続くドイツ時計産業の聖地のひとつだ。ポインテック社がこの伝統ある工場を製造拠点としたことで、“ZEPPELIN(ツェッペリン)”はデザインと品質の両面で、ドイツを象徴する文化的背景をもったブランドになったわけだ。
“ZEPPELIN(ツェッペリン)”は高級ラグジュアリーブランドにも部品を供給している専門サプライヤーからパーツを調達しているが、サプライヤーはあくまでドイツ本社が設計した図面通りに削り出す役割でしかなく、時計を完成させるのは“ZEPPELIN(ツェッペリン)”である。
ルーラ工場にて、熟練した時計職人の手作業で調達されたケースに文字盤、針、ムーヴメントを組み込み、ドイツの厳格な品質基準に基づき、防水テスト、精度テスト、耐久テストを実施。優れた技術をドイツ流の品質管理で統合することで、手の届く価格で高品質なドイツ時計を生み出しているわけだ。
ツェッペリン 100周年記念シリーズ
オープンハートオートマティックの注目モデル2選
飛行船を着想源にしたクラシックデザインを軸にしてコレクションを展開する“ZEPPELIN(ツェッペリン)”。ツェッペリン 100周年記念シリーズ オープンハートオートマティックは、豊富なバリエーションをラインナップしているのも大きな魅力だ。

■Ref. 7662-8。SS(40mm径)。5気圧防水。自動巻き(MIYOTA 82S5)。7万8100円
ZEPPELIN(ツェッペリン)
ツェッペリン 100周年記念シリーズ オープンハートオートマティック
“ツェッペリン飛行船”が最盛期を迎えた1930年代、当時の航空機では得難たい快適性と滞在性を兼ね備えた飛行船は、人々の憧れを集める存在だった。乗船していたのは上流階級やビジネスエリート、文化人といった限られた人々が中心で、優雅な時間を味わえるよう、船内にラウンジやダイニングを備えていたのも特徴だ。

本作は、そうした30年代の空の旅の世界観を表現したモデル。ゴールドカラーのケースは、かつて空を旅した人々の品格と、時代を超えて受け継がれるクラシックな美意識を表現している。
温もりを感じさせるアイボリーカラーの文字盤も魅力的だ。ケースのゴールドカラーを反射することで、いっそうの華やかさを醸し出し、ブラウンカラーのクロコ型押しのレザーベルトと、絶妙なバランスを生み出している。

■Ref. 7662-7_SET。SS(40mm径)。5気圧防水。自動巻き(MIYOTA 82S5)。7万8100円
ZEPPELIN(ツェッペリン)
ツェッペリン 100周年記念シリーズ オープンハートオートマティック
夕日に照らされた飛行船をモチーフに開発された“緋色”文字盤採用モデル。1900年代初頭、“ツェッペリン飛行船”は“空の旅”というこれまでにないロマンを人々に提供し、本格的な航空の時代を切り開いた。

この文字盤に彩られたレッドカラーは、29年にLZ127号(通称 グラーフ・ツェッペリン伯号)が世界一周の偉業に挑んだ際、夕日に照らされた飛行船を表現している。ベルトは、アンティーク感の漂うグラデーションスムースレザーを採用しており、こちらも大人な雰囲気の深いレッドカラーが魅力的だ。
また、クロコ型押しのブラックレザーベルトが付属しているため、ベルトを付け換えることで、フォーマルスタイルからジャケパンといったオフィスカジュアル、デニムなどのカジュアルなコーディネートまで、あらゆるスタイリングで着用できる。
ツェッペリン 100周年記念シリーズ
オープンハートオートマティックの魅力
今回クローズアップした“オープンハートオートマティック”は、まさに飛行船のロマンを現代に伝える時計だ。この価格帯では珍しくなってきたクラシックなデザインが大きな特徴となっており、デイリーユースのドイツ時計として、幅広いスタイルに合わせて楽しむことができる。

“ZEPPELIN(ツェッペリン)”の時計前半に共通する魅力として、日本で本格展開を開始してから15年以上経過したが、一貫してデザインコンセプトを変えていない点にも注目したい。品質を高めながら、実直に独自のクラシックコレクションを作り続けている安心感、信頼性はブランドの大きな価値と言えるだろう。
また、冷戦時代に巨大な時計製造拠点だったルーラの工場を統合し、ドイツの時計製造の伝統(クラフトマンシップ)と現代の生産技術を融合させた点も注目しておきたい。10万円以下の価格帯で、ドイツ品質の時計を手に入れることができるのは大きな魅力だ。
【画像14枚】型違い5種の装着感をチェック、“オープンハートオートマティック”を別アングルで見る
【問い合わせ先】
ウエニ貿易
TEL.03-5815-3277
ツェッペリン公式サイト
https://zeppelinwatch.jp/
構成・文◎船平卓馬(Watch LIFE NEWS編集部)
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