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【回転ベゼル×世界23都市の多機能クロノが3万円台】40年代軍用パイロット時計をSEIKOメカクォーツ搭載で再現|no.242

1940年代に空軍士官向けに作られた傑作パイロットウオッチ“フライングオフィサー”のデザインから着想を得て開発した“パイロットクロノ 20th”を久しぶりに取り上げる。“20”と名前にあるとおりこのモデルは筆者が刊行する腕時計専門誌「パワーウオッチ」の創刊20周年を記念に製品化したものだ。

ソリッド感強めのフラットな回転ベゼルにプラスチックのドーム風防など、当時のヴィンテージ感を強調したディテールはもちろんだが、機能面でも当時よりもさらに実用性を高めた独自の改良を施している点が特徴だ。

当時のフライングオフィサー(次ページ参照)は、今回再現した仕様と同じ12時間表示の回転ベゼルと世界の主要な23都市のダイアルインジケーターを文字盤外周に備えていた。ただこれはパイロットが飛行中に時差を確認するために設けられたものだった。

回転ベゼルを右に回して、ベゼル上の赤い12の位置を知りたい都市名の中央に合わせる。そうすることでその都市の時刻も同時に確認できるというわけだ

それに対して“パイロットクロノ20”では、時差だけでなく東京を起点にした各都市の現在時刻も確認できるように改良を加えているのだ。それでいて3万円台とこのコストパフォーマンスの高さからいまだに多くの支持をいただいており、アウトラインで1番のロングセラーモデルとなっている。

操作方法はいたって簡単。回転ベゼル上の“赤い12”の位置を時刻が知りたい都市名に合わせるだけ(上の写真参照)。つまり、時針が指し示す回転ベゼル上の数字が、選択した都市のおよその時刻になるというわけだ。

搭載するムーヴメントはセイコー製のメカクォーツクロノVK64。中央にある計測用の赤いクロノグラフ秒針は、1秒ごとに動くステップ運針ではなく断続的な動きのスイープ運針。加えてクロノグラフ秒針のリセットも瞬時に帰針させられるなど機械式クロノグラフの動作や操作感が楽しめる点もこのムーヴメントならではの魅力である。

【画像】当時のフライングオフィサーとバリエーションをチェック!

回転ベゼルは操作性を考慮して右回転のみできる設定にしている

『アウトライン・パイロットクロノ20th』
Ref.YK20221-1BL。316Lステンレススチール。ケース径42 mm。日常生活防水(3気圧)。メカクォーツ(SEIKO Cal.VK64)。3万9600円

[購入は当サイトのオンラインSHOPで]
https://shop.powerwatch.jp/webshop/category/item/item-watch/outline/pilotchrono/

なお、時計のセレクトショップ「チックタック」と「オンタイム・ムーヴ」ほかの店舗でも販売している。実機が見たい方は在庫を確認したうえで訪問して欲しい。

ショップリストはコチラ
https://outlinewatches.tokyo/shoplist

菊地 吉正 - KIKUCHI Yoshimasa

時計専門誌「パワーウオッチ」を筆頭に「ロービート」、「タイムギア」などの時計雑誌を次々に生み出す。現在、発行人兼総編集長として刊行数は年間20冊以上にのぼる。また、近年では、業界初の時計専門のクラウドファンディングサイト「WATCH Makers」を開設。さらには、アンティークウオッチのテイストを再現した自身の時計ブランド「OUTLINE(アウトライン)」のクリエイティブディレクターとしてオリジナル時計の企画・監修も手がける。
2019年から毎週日曜の朝「総編・菊地吉正のロレックス通信」をYahooニュースに連載中!

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