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そのなかから編集部が注目するモデルの情報をお届けしよう。
ロレックス
オイスターパーペチュアル Ref.1007
今回取り上げるのは、1973年頃に製造されたロレックスのオイスターパーペチュアル Ref.1007だ。
1960~80年代にかけて、ロレックスのベーシックラインを支えたオイスターパーペチュアル。バーインデックスを採用したオーソドックスなデザインの個体も多いシリーズだが、本個体はマットな質感のホワイトダイアルに、ローマンインデックスを組み合わせている点が特徴的だ。さらに、文字盤の端正な表情にアクセントを添えるエンジンターンドベゼルを採用しており、シンプルな要素で構成されていながらも、クセを感じさせる仕上がりとなっている。
文字盤には精緻なローマンインデックスがプリントされ、その外周には短いバーインデックスを配置。クラシカルなローマ数字と整然と並ぶ目盛りの組み合わせが、知的で落ち着いた印象を演出している。

【写真の時計】ロレックス オイスターパーペチュアル。Ref.1007。SS(34mm径)。自動巻き(Cal.1570)。1973年頃製。94万3000円。取り扱い店/エンツォショップ
【画像:ローマンインデックスの文字盤やリベットブレスの状態を見る(全6枚)】
また、日付表示を持たないノンデイト仕様も、本個体の魅力のひとつだ。カレンダー機構を備えないため、日付合わせの手間がなく、時計が止まった状態から使い始める際も時刻を合わせるだけでよい。シンプルな機能構成と扱いやすさを重視する愛好家にとって、魅力的な選択肢と言えるだろう。
針やインデックスの表面には、腐食やサビを思わせる経年変化が見られる。外装にも使用に伴うくたびれた表情があり、全体としてヴィンテージならではの枯れた味わいを醸し出している。新品のような整った美しさとは異なる、長い年月を経た個体ならではの風合いも見どころだ。
ムーヴメントには、ロレックスの黄金期を支えた自動巻きCal.1570を搭載。高い信頼性と優れた精度で知られ、長年にわたって同社の時計を支えた名機のひとつとして評価されている。もちろん、製造から半世紀以上が経過しているため、現在の精度やコンディションは整備履歴にも左右されるが、適切なメンテナンスを施しながら付き合うことで、長く愛用していきたい一本だ。
ケース径34mmという絶妙なサイズ感に、信頼性に定評のあるムーヴメントと、ヴィンテージならではの奥行きを感じさせる文字盤を備えたオイスターパーペチュアル Ref.1007。実用時計としての使いやすさと、時を重ねた個体ならではの味わいを両立した、飽きのこない魅力を楽しめる一本だ。
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文◎LowBEAT編集部/画像◎エンツォショップ

