スイスの腕時計ブランド“CAUNY(カウニー)”による、現代の名建築家と腕時計を共作するプロジェクト“Architects of Time(アーキテクツ・オブ・タイム)”。
2025年に建築家の安藤忠雄氏が参加したことを皮切りに、国内での同プロジェクトのプロダクトの展開が本格的にスタートした。
建築家自身がデッサンから手掛けるプロジェクトで、現在、プリツカー賞受賞者である4名の建築家がプロジェクトに参加。いずれも個性豊かなデザインのモデルが勢揃いしている。

■Ref.Tadao Ando CTA004。SS(37.5mm径)。3気圧防水。クォーツ。3万4650円
CAUNY(カウニー)
Tadao Ando CTA
国内外で活躍し、日本を代表する建築家である安藤忠雄氏が“カウニー”と手掛けたのは、ラウンド型のケースと葉形の針が目を引く、ポップでアイコニックな時計となっている。モチーフは、自身が手掛けた建築に寄贈しているオブジェ“青りんご”だ。
バリエーションは、コーディネートのアクセントになるグリーンモデルと、ヘアライン加工のディテールがモノトーンの配色の中で映えるシルバーモデルの2機種。
それぞれ性別を問わずに着用しやすい2サイズ(31.5mm、37.5mm)がラインナップしている。
【画像】型違いで全4種、“アーキテクツ・オブ・タイム”のデザインを見比べる

■Ref.Alvaro Siza CSZ001。SS(30mm径)。3気圧防水。クォーツ。3万1900円
CAUNY(カウニー)
Alvaro Siz CSZ
歴史上、最も多くの賞を受賞した建築家の一人であり、現代建築における最も著名な人物の一人とされるポルトガル出身のアルバロ・シザ氏。コラボレーションモデルは、シンプルなフォルムに、芸術性を落とし込んだ作品となっている。
ひとつのリンクで薄型のステンレススチールケースとイタリア製レザーベルトをつなぎ、本体に合わせた細見のベルトがブレスレットのような着用感をもたらす。
独自の形状の針(時針、分針)と、点と線で構成されたインデックスが、ミラー仕上げによるケースと文字盤上で映える、スタイリッシュなデザインが特徴的だ。

■Ref.Rafael Moneo CMN001。SS(31.5mm径)。3気圧防水。クォーツ。3万4650円
CAUNY(カウニー)
Rafael Moneo CMN
スペインの巨匠、ラファエル・モネオ氏とのコラボレーションウオッチは、シャープなスクエアケースが印象的だ。正面から見た時の完璧なスクエアのシルエットを実現するため、ケース背面に溝を施し、ピンレバーで装備するベルトを採用している。
インデックスの細く長いローマ数字は、古代の日時計を彷彿とさせる意匠で、シンプルな要素で構成された文字盤で際立ち、小さなドット型インデックスとの対比で、力強く文字盤を彩っている。
ベルトはアメリカの老舗タンナー“ホーウィン社”のレザーを使用しており、しっとりとした質感とエイジングを楽しむことが可能だ。

■Ref.Souto Moura CSM001。SS(38mm径)。3気圧防水。クォーツ。3万3000円
CAUNY(カウニー)
Souto Moura CSM
ポルトガル生まれの世界的建築家ソウト・モウラ氏とのコラボレーションモデルは、“腕時計は時間を伝えることが第一の目的”であるという思想から生まれた機能的でシンプルなデザインをベースに、細部には凝らした個性が光る時計となっている。
文字盤に配したライトグレーのインデックスは、ローマ数字とバーを組み合わせたモダンな意匠。ステンレススチールケースにはポリッシュ仕上げとブラッシュ仕上げが施されており、テクスチャーの違いが上品な表情を生んでいる。
風防はわずかな曲面をもたせたドーム型。ドイツ製レザーベルトは、時計との隙間をなくすために、接続部が円形に加工されている点もポイントだ。
ケースの厚みは、日本製の極薄ムーヴメントを採用したことで、約7mmにまで抑えている。
【画像】全4機種、世界的建築家דカウニー”のコラボモデルを別アングルで見る
【問い合わせ先】
マーサインターナショナル株式会社
TEL.03-3527-3920
文◎Watch LIFE NEWS編集部
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