Hult Watch Company(フルト)は、スウェーデン南西部・ヨーテボリの南に位置するアスキムを拠点とする独立系マイクロウオッチブランドである。創設者のオスカーは、デザイン、クラフトマンシップ、歴史にも深い関心を持つ時計愛好家だ。

オスカーが5歳の時に贈られたカシオのアラーム クロノ W-71で、初めての時計をこよなく愛し、ほとんど腕から外すことがなかったという。
その1本が時計との長い旅の始まりとなり、やがてコンパクト時計に特別な思い入れを持つコレクターへと成長した。ディテール、品質、そして歴史を重んじる人々のためにヴィンテージスタイルのダイバーズウオッチをデザインしたいという想いが、ホルトを生み出すきっかけとなった。
“フルト”というブランド名は、オスカーが幼少期を過ごしたアスキムの小さな村に由来する。この村の歴史は数千年前にさかのぼり、青銅器時代の岩面彫刻から1500年代の土地台帳にいたるまで、その痕跡が今も残る。

近年は職人、造船師、そして自然と共に生きる労働者階級の家族たちが暮らす村として知られており、その名前は、ブランドの本質をすべて物語っている。
ブランド名のモチーフとなった場所そのもののように、フルトの時計は小さく、シンプルで、丁寧に作られている。ヴィンテージ風の美学と現代的な精密さを融合させたフルトのコレクションは、時代を超越したクラシックなスタイルをベースにしながら個性を備え、なおかつ誰にでも手に届く価格で発売されているのだ。
【画像7枚】仕様違いで3機種、“フルト”のGMTダイバーズウオッチを見比べる

■SS(37.5mm径)。200m防水。自動巻き(MIYOTA9075)。629米ドル(約10万円)
Hult Watch Company(フルト)
アクアティーク GMT(テラ)
アクアティーク GMTは、オリジナルの「アクアティーク」をベースに開発されたヴィンテージテイストのGMTウオッチであり、クラシックな魅力と現代的な装着感を両立しつつ、機能性とタイムレスなスタイルのバランスを実現している。現代の旅行者のために設計されており、そのデザインはミッドセンチュリー期のツールウオッチから着想を得ている。

創設者のスモールサイズへのこだわりを体現するように、ケースはステンレススチール製で直径37.4mmとコンパクトに仕上げられている。ベゼルにはドーム型のサファイアインサートを採用しており、往年のベークライトベゼルへのオマージュが込められている。
バリエーションはグラファイト、テラ、テラ ツートーンの3種類で、グラファイト バージョンは濃いグレートーンのサンレイ仕上げ文字盤に光の加減によって視覚的な奥行きを生み出し、あらゆる光環境下で優れた視認性を発揮する。
テラ バージョンはグラデーションブラウンの文字盤にサンドペーパーテクスチャーを施しており、外周の濃いトーンから文字盤中央に向かって徐々に明るいトーンへと変化するグラデーションが特徴だ。

インデックスはポリッシュ仕上げの三角形アプライドマーカーで、上面にはブラッシュ加工を施してギラつきを抑え、スーパールミノバBGW9が充填されている。
12時・3時・9時位置には数字インデックスがペイントされており、6時位置にはカレンダー窓を配置。針はクラシックなソード形状の時分針、ロリポップ型の秒針、そしてセカンドタイムゾーンは直感的に読み取れるアロー型のGMT針という構成となっている。
ケースは直径37.4mmで、厚さ13.2mmのステンレススチール製。 スクリューダウンクラウン、トップハット型サファイアガラス風防を装備し、200m防水を備える。
ムーヴメントはミヨタのハイビート自動巻きキャリバー9075を搭載し、ローターはコート・ド・ジュネーブ仕上げのカスタムアップグレード品が採用されている。
付属のブレスレットは316Lステンレススチール製の5リンクタイプ。ファーストバッチのグラファイト、テラ、テラ ツートーンの3種類合計は100本の生産となっており、販売価格は 629米ドル(約10万円)となっている。
【画像7枚】ツートンやグラファイトなど3種、“フルト”のGMTダイバーズウオッチを見比べる
》Hult Watch Company(フルト)
公式サイト
https://hultwatches.com/
文◎William Hunnicutt
時計ブランド、アクセサリーブランドの輸入代理店を務めるスフィアブランディング代表。インポーターとして独自のセレクトで、ハマる人にはハマるプロダクトを日本に展開するほか、音楽をテーマにしたアパレルブランド、STEREO8のプロデューサーも務める。家ではネコのゴハン担当でもある。
https://www.instagram.com/spherebranding/
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