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「無理やり機械式に」時代は終わった!?【セイコー(SEIKO)ルキア】史上最小キャリバー搭載、レディースメカニカルの進化|性別の垣根を超える腕時計 No.054

先日6月5日(金)より発売がスタートしたセイコー ルキア“LUKIA Grow”の最新作。ソーラー電波時計のイメージが強いルキアだが、本作はシリーズ史上最小の機械式ムーヴメントを採用した注目作となっている。

従来のレディース機械式時計は、メンズ用のムーヴメントをそのまま流用したがためにケースが厚くなってしまったり、あるいはデザイン優先で防水性や実用性が犠牲になっているケースが少なくなかった。しかし、本作はそれらとは異なり「レディースの機械式もここまで来たか」と、時計好きを唸らせるディテールが詰まっているのだ。

【画像全10枚】史上最小の機械式!セイコー ルキア最新作


●シリーズ史上最小の機械式キャリバー“2R05”

最大のトピックは、機械式時計におけるケース径“28.6mm”という驚異的な小ささだ。同シリーズの機械式における史上最小キャリバー2R05を採用し、厚さも11.4mmに抑えられており、女性の細い手首にしなやかに馴染む。

機械式でありながら、クォーツと変わらない上品なサイズ感に収めるという技術力は、さすがセイコーというところだ。小さくとも約40時間のパワーリザーブを確保し、日常使いに耐えうるスペックを誇る。

ケース径に加え、これまでレディース機械式の課題のひとつであった厚みも抑えられている


●実用時計として十分なクオリティの外装スペック

これだけ小さく薄く、かつ上品なデザインでありながら、レディースウオッチとしてはワンランク上の日常生活用強化防水(10気圧)に傷がつきにくいサファイアガラス風防耐磁構造など実用時計としてのタフネス性を併せもっている。

かわいいけれど、扱いが繊細で壊れやすいという海外製の機械式レディースに多い弱点を見事に克服している点も実に見事だと言えるだろう。

小振りかつ美しいデザインに加え、実用時計顔負けのスペックを備えている


●三浦大地氏コラボの限定モデルはさらに特別仕様

レギュラーモデルの完成度も高いが、世界限定500本で展開されているアーティスト・三浦大地氏とのコラボレーションモデルはさらに艶やかだ。

“花々の女王”とも呼ばれる“エルダーフラワーをモチーフに文字盤全体に繊細なパターンが施され、アンダー10万円という価格ながら奇数位置のローマ数字インデックス上に5石のラボグラウン・ダイヤモンドが配置されている。ブラック硬質コーティングのHEA004Jは、男性も使いやすいユニセックスなデザインも魅力的だ。


本作は史上最小のサイズ感に新型キャリバー、実用時計顔負けの外装スペックという時計好きには“語れる要素”が凝縮されている。日本の機械式レディースウオッチのひとつの到達点として、ぜひチェックしてみてほしい。

 

文◎市村 信太郎

音楽・教育業界を経て編集者に。時計、メイク、ファッションほかレディース・メンズの垣根を超えたジェンダーレスなスタイルを体現し、その魅力を伝えるべく奮闘中。Yahoo!ニュース連載「性別の垣根を超える腕時計」(毎週日曜)。インタビュー取材記事『Time Files』(不定期日曜)。

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