PR:JAERMANN&STUBI
巻き上げたゼンマイがほどけていく力を歯車の精密な動きによって正確な時間を表示する機械式時計。微細なパーツの集合体である機械式ムーヴメントは精密機器であり、衝撃や振動が大敵であることは、時計好きの間では常識だ。
ただし、これはあくまでも一般的な機械式時計の話。今回クローズアップする“ヤーマン&ストゥービ”には当て嵌まらないようだ。
ヤーマン&ストゥービは起業家ウルス・ヤーマンが2007年に創設したスイスの時計ブランド。機械式時計の大敵である振動と衝撃に対応し、独自の機構で耐衝撃性を高めた本格機械式時計であり、ゴルフウォッチという特殊なコンセプトを掲げている。
今回は、ヤーマン&ストゥービのエントリーコレクション、ロイヤルオープンを

ロイヤルオープン R06■Ref.R06(オレンジ)。SS(44mm径)。100m防水。自動巻き(Cal.A10-2)。57万2000円
JAERMANN & STUBI(ヤーマン&ストゥービ)
ロイヤルオープン
ヤーマン&ストゥービの特徴であるゴルフウオッチの優れた耐衝撃構造を継承しつつ、あえて複雑な計測機構をあえて省くことで、従来のモデルに比べて手に入れやすい価格を実現したエントリーコレクション。

ロイヤルオープン・コースタイマー&GMT■RCB1。SS(44mm径)。100m防水。自動巻き(Cal.A10-2)。57万2000円
ゴルフをプレーする際、クラブがボールにぶつかる衝撃力は、数百キロ程度とされ、その衝撃は砂からず腕時計にも影響する。遠心力の影響も大きいだろう。そこで、ヤーマン&ストゥービは特許取得したショックアブソーバーを独自に開発。ストロークやインパクトの衝撃に対応する耐衝撃性能を実現している。
【画像】4モデル厳選、耐衝撃ウオッチ“ロイヤルオープン”のデザインを見比べる
【注目ポイント1】デザインと機能性を兼ね備えた文字盤
コントラストの効いたスポーティなデザインに目を奪われてしまうが、ゴルフウオッチというバックグラウンドを土台にして、しっかりと機能性が追求されている点も大きな魅力。時針、分針、秒針の先端が、それぞれインデックス、目盛りにしっかりとリーチしており視認性は抜群。
文字盤中央はシンプルなマットブラックだが、インデックスを植字した文字盤外周と傾斜を付けて視認性を高めたミニッツサークルには同心円の装飾が施されており、視認性と装飾性が高められている。
モダンなカラーリングとアンティーク時計にも見られる飛びアラビアインデックスを組み合わせることで、スポーティさとクラシック感を兼ね備えたデザインに仕上げられているのも魅力的だ。
6時位置に配置された丸型のデイト表示も注目のポイント。文字盤のデザインバランスを乱す、という理由から時計愛好家のなかにはデイト表示を好まない人もいるが、文字盤と調和するようにデザインされており、このモデルに関してはその心配はなさそうだ。
【注目ポイント2】メリハリの利いたブラックケース
ブラックIP加工を施したケースもこだわりが光る。固定ベゼルとケースの表面は鏡面仕上げ、ケースサイドはヘアライン仕上げと、二つの研磨を施すことでワントーンでありつつメリハリを利かせ、ミニッツサークル、ラバーベルトのビビットなカラーリングと抜群のコントラストを生み出している。
裏ブタはサファイアクリスタルを設置したシースルーバック仕様。コード・ド・ジュネーブ、ペルラージュなど伝統的な装飾を施したムーヴメントの造形に加え、六つのラバーでムーブメントを支えて衝撃を緩和する、独自のショック・ガードも確認できる。
【注目ポイント3】大きめなのにストレスを感じさせない装着感
文字盤外周に幅の広いミニッツサークルを装備することもあり、ケースは存在感のある43mm。数値だけを見ると大ぶりな印象だが、裏ブタがケースからはみ出さないように仕上げて厚さを11mmに抑えたほか、ラグ幅を22mmにしてケースとのバランスを整えたことで良好なバランスと装着感を実現している。
ケースが大きいため、ラグの上下幅も約49mmあるが、手首に向けてカーブさせたフォルムにより、実寸よりもコンパクトな印象を感じさせる点にも注目したい。着用時に手の甲に接触して邪魔にならないように、4時位置にリューズを設置しているのもポイントだ。
ベルトはDバックル仕様。ベルト先端を通す専用の枠にベルトを入れて固定してしまえば、留め金部分の開け閉めだけで時計を着け外しすることができるためベルトを痛めにくい。脱着が容易で、購入感のある見た目なのもポイントだ。
【画像】特許取得の耐衝撃ウオッチ“ヤーマン&ストゥービ”を別アングルで見る
【問い合わせ先】
ミスズ
TEL.03-3247-5585
公式オンラインショップ
https://www.watch-world.jp/category/JAERMANN/
文◎堀内大輔(編集部)
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