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【37mm径のコンパクトサイズのアンティークダイバー】クラシックなデザインとエイジングした文字盤が魅力のブローバ “スノーケル K”

アンティーク時計専門サイト「LowBEAT Marketplace」には、日々、提携する時計ショップの最新入荷情報が更新されている。
そのなかから編集部が注目するモデルの情報をお届けしよう。


ブローバ
スノーケル K

今回取り上げるのは、1967年頃に製造されたブローバのダイバーズウオッチ、“スノーケルK”だ。

同社は戦時中、アメリカ軍向けに過酷な環境に耐えうる頑強なミリタリーウオッチや航空計器を数多く納入した歴史をもつ。その軍用時計開発で培われた優れた防水技術と、1960年代のダイバーズウオッチ全盛期のトレンドが融合して生まれたコレクションが、本格防水ラインの“スノーケル(Snorkel)”である。近年復刻されたデビルダイバーもこのシリーズに属していたようだ。

本個体はリファレンスナンバーであるRef.11403Kの末尾から、コレクターの間では“スノーケル K”の名称でも親しまれている。1967年頃のわずか1年間のみ製造・発売されたモデルであった。

外装には、当時のスポーツウオッチで好まれた艶のあるベークライト製の回転ベゼルを装備。すっきりと直線的に伸びたラグを持つ37mm径のシリンダー形のケースが、レトロチックさとスポーティさを演出している。

ダイバーズウオッチではあるが、製造から半世紀以上が経過したアンティーク品であるため、パッキン類やケースの劣化が考慮される。そのため、水気や湿気、高温多湿の環境を避けて使用することを推奨する。

【写真の時計】ブローバ スノーケルK。Ref.11403K。SS(37mm径)自動巻き(Cal.11ALAC)。1967年頃製。48万8000円。取り扱い店/WatchTender銀座

【画像:ベークライト製の回転ベゼルや、自動巻きムーヴメントの状態を見る(全6枚)

文字盤は、経年により柔らかなシャンパンゴールドへと美しくエイジングを遂げており、サンバースト仕上げの放射状の輝きが時計全体の気品を高めている。インデックスや針のトリチウム夜光が濃いベージュへと変化している点もアンティークらしさを感じさせる。

ムーヴメントにはブローバ自社製の自動巻きムーヴメント、Cal.11ALACを搭載。同社の数多くの時計に搭載されていた、ベーシックな設計の主力ムーヴメントであった。出車式の中3針という古典的な設計を採用していたが、実用時計としての確かな信頼性を支えていた。

音叉時計“アキュトロン”の成功によってエレクトロニクスの先駆者として名を馳せたブローバだが、機械式ダイバーズや軍用防水時計の黄金期においても、硬派で堅実な時計を数多く手がけていた。数あるアンティークのダイバーズウオッチのなかでも、独自のストーリーとハイセンスな外装デザインを楽しめる“スノーケル K”は、目の肥えた愛好家にぜひ注目してみてほしい1本だ。

 

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文◎LowBEAT編集部/画像◎WatchTender銀座

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